山口会長の挨拶

早めの避難で人災0件

山口会長

 平成25年に発足した【阿品台地区自主防災組織】 平成28年度から阿品台自主防災組 織会長として早4年、年1回の自主防災訓練を行い阿品台住民の災害意識をたかめる啓発活 動を進めてきました。

 また、旧廿日市11地区の自主防災組織会で構成されている、【廿日市自主防災組織連絡 協議会】を年4回開催し、災害発生時、11地区の自主防災活動がいかに連携し行動をすべ きかなど協議しているところです。

  最近発生している自然災害。年々被害が大きくなっているように感じています。 何時発生しても不思議ではないと言われている、南海トラフを震源とする南海地震。 地震災害は情報から数秒のうちに発生し、対応の時間はありません。事前に家具の転倒防止 対策や非常食対策を講じておくことが、最大の減災対策です。

  広島で発生した二度の大きな豪雨災害。阿品台には河川が無いので洪水災害は発生しませ んが、線上降水帯が阿品台上空に発生した場合大雨となり、【土石流】・【がけ崩れ】・【地滑 り】などの土砂災害が発生します。大雨情報は数日前にはテレビやスマートフォンなどから 情報が入ります。

 危険だと感じたら、自分で判断し早めに明るいうちに、大雨になる前に避難しましょう。

 【避難すべき人達】は、ハザードマップに記載されているレッドゾーン(土砂災害特別警 戒区域)イエローゾーン(土砂災害警戒区域)内に住まいの方々、またイエローゾーンに隣 接し自分で避難したほうが良いと感じた人達です。上記以外(安心ゾーン)にお住まいの方 は自宅で待機しましょう。

 【避難時期】ですが、大雨警報や洪水警報が発令され、行政防災無線で避難準備情報が発 令されたら(警戒レベル3)、避難準備ができ次第避難しましょう。土砂災害警戒情報や氾 濫危険情報が発令され、行政防災無線で避難勧告(警戒レベル4)が出るころには大雨が降 りだしている可能性があり、避難事態が危険にさらされる可能性があります。早めの避難を 心がけましょう。

  防災無線は聞こえない状況もあります。【避難勧告発令時にはサイレンを3回鳴らします】 サイレンの音が聞こえたら避難しましょう。

 【避難場所】ですが、安全な状況だったら避難所(市民センター)に、大雨や暗い時間帯 で避難が困難なときは安心ゾーンの知り合いの家や町内の集会所へ避難しましょう。 避難準備情報(警戒レベル3)の段階では指定緊急避難場所の小学校や中学校は開放してい ませんので、ご注意ください。

  阿品台自主防災組織では、【早めの避難で人災0件】を目指して活動していきます。 そのためには各町内会の協力が欠かせません。阿品台は大きな団地で、呼びかけや避難誘導 が迅にできかねます。避難所への避難誘導は各町内会で行動できる体制づくりが不可欠で す。

 各町内会に自主防災組織を立ち上げ、避難準備情報が発令されたら安全な場所にある各町内 会の集会所を開放し、一次避難場所として活用でき安心・安全なまち阿品台づくりにご協力 をお願いします。

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